歯周病という病気
歯周病という病気について耳にしたことがあるでしょうか。定期的に歯医者さんに行かれる方はもちろん、テレビ等のコマーシャルなどでも歯周病という言葉は聞いたことある方も多いと思います。
歯周病ってなんとなく歯茎が悪い病気なんだろうぐらいに思われて
いる方は多いのではないでしょうか。
ここで簡単にですがお話させていただいたいと思います。
歯周病と言っても細かく分類すると歯肉炎、歯周炎、咬合性外傷などに分けることができ、歯の周りの組織いわゆる歯周組織の病気の総称を歯周病と呼んでいます。1つずつ見ていきましょう。
まず歯肉炎とは歯肉にのみ炎症がある状態のことを言います。次に歯周炎とは歯肉炎からさらに炎症が進み、歯肉のさらに内層の歯根膜(歯と骨を繋ぐ靱帯のような組織)、歯槽骨(顎の骨)にまで炎症が波及した状態のことを言います。
歯槽膿漏も歯周炎の一種で歯周ポケットから膿が出ている状態を示します。骨に炎症があるのはどのように判定するかというとレントゲンを撮影し骨の高さが落ちているかどうかやプローブと呼ばれる歯周ポケットの深さを測る道具での計測、プローブを歯周ポケットに入れた時に出血するかどうかなどを総合的に判断します。歯医者さんに通うに際してレントゲンが必要なのは肉眼で確認できない骨を確認するためでもあるのです。
当院では初診の方や定期的に来ている方にも1年に1回を目安に検査の一環としてレントゲンを撮影させていただき骨の状態も確認
します。
歯肉炎、歯周炎は磨き残しによるプラーク(歯垢)や歯石が蓄積されることにより誘発されます。プラークとは細菌の塊です。歯石はプラークが石灰化したものをいい、歯石自体に病原性はないと言われていますが、歯石があることでプラークが沈着しやすくなってしまうとされています。
咬合性外傷とは歯肉炎や歯周炎とは少し病態が異なります。歯周組織が耐えられる咬合力(噛み合わせの力)より強い力が加わり、歯周組織が破壊された状態のことを表します。
過度な咬合力にも色々な原因があり、噛み合わせのバランスが悪くどこか局所的に強く当たってしまう場合や歯軋り食いしばりなどの習癖、歯が抜けてしまったまま放置している場合など多岐にわたります。
歯周病は最も歯を失う病気と言われています。重度の虫歯も歯がなくなる原因になったりしますが、歯周病の怖いところは痛みを伴わない点です。知らず知らずのうちに骨が溶けて最後は歯が抜けてしまう恐ろしい病気なのです。
歯周病の一番の予防法は自分で行う毎日の歯磨きです。いかに自分の歯にプラークを蓄積させないかが肝になります。また毎日綺麗に歯磨きできていたとしても歯石がついてしまう場合もあります。その時は歯医者さんでの歯石取りが必要です。
当院の定期検診では歯磨きの状態を可視化するために薬剤を使って色をつけ患者様に確認してもらい歯磨きの改善に力を入れています。
もちろんクリーニングも行い歯石の除去、プラークの除去もし
ておりますので、最近歯医者さんに行ってないなと感じる方はぜひ一度歯医者さんに行ってお口の中の状態を確認していただきたいです。
祝日以外は開院しておりますのでぜひお気軽にお立ち寄りください。皆様のご来院心よりお待ちしております。
監修者 鳥居 秀平 医療法人社団 悠和会 北野坂鳥居歯科医院/理事長

「医は仁術」の理念に基づき、患者様の気持ちに寄り添い、誠実で愛情ある治療を行うことを大切にしています。当院では、患者様の不安や希望を伺い、その方に適した治療を提供することを重視しています。オペ室や歯科用CT、マイクロスコープなどの設備を整え、安全で信頼できる治療環境を整えており、スタッフ一同、患者様の大切な歯を守るために努めております。
略歴
- 1994年 日本大学松戸歯学部卒業
- 1996年 英国マンチェスター大学研究在籍
- 1998年 国立大学 東京科学大学大学 歯学部 文部教官
- 1998年 東京科学大学付属歯科衛生士学校 講師
- 1999年 国立大学法人 東京科学大学大学院医歯学総合研究科
顎顔面機能再建学系専攻 文部科学教官 - 2001年 北野坂鳥居歯科 開業
所属
- 日本口腔インプラント学会 専門医
- アジア口腔インプラント学会 認定医